水の賞味期限

ウォーターサーバーを使用するうえで最大の注意点といえるのが水の品質を維持した状態で使用することです。

衛生的な環境でおいしい水をいつでも飲めるのがウォーターサーバーの最大のメリットなのですから、それを維持できる環境でなければ意味がないわけです。

この点は水道水とウォーターサーバーで使用する天然水やミネラルウォーターの違いとも深く関わってきます。水道水はおいしくない、人体に悪影響を及ぼす恐れがあるといったマイナス点が指摘されるのですが、その原因となっている塩素には殺菌作用が備わっており、雑菌の繁殖を防ぐことで飲用に耐える状態を長く維持することができます。

それに対してミネラルウォーターや天然水には塩素が含まれていないため劣化が早く、油断するとすぐに飲用に耐えられない状態になってしまうのです。

この点を考慮しウォーターサーバーでは加熱と冷却による雑菌の繁殖を防ぐ対策が施されています。ウォーターサーバーの電源をつねにオンにして常時作動しておく必要があるのもそのためです。しかしそれでも長期間品質を維持できるというわけではなく、限られた期限内にボトルの水を飲み切ることが欠かせないのです。

そのためウォーターサーバーを導入する際や水を選択する際には賞味期限もあらかじめチェックしておきましょう。例えば一人暮らしや二人暮らしなど水の使用量が少ない環境の場合、12リットル入りのボトルでは賞味期限内に使用しきれない可能性も出てきます。

水の賞味期限に関してはまず未開封か開封かで大きな差が出てきます。要は外気と接触して雑菌が侵入するリスクを抱えているかどうかの違いなのですが、この差が水の品質に決定的な影響を及ぼします。未開封の場合は通常半年~1年ほどの賞味期限を維持することができるのですが、一度開封してしまうとその期間が一気に短くなってしまうのです。

また開封後の賞味期限に関しては水の種類もさることながらウォーターサーバーの環境によっても違いが出てきます。一般的にはボトル内に空気が入り込む余地があるガロンタイプよりも入り込みにくいワンウェイタイプの方が長持ちします。ただそれほど大きな差はなく、大半の水は2週間~1ヵ月の間で賞味期限が設定されているのでその期間内で飲み切ることが大前提となるでしょう。

水の容量に関しては通常10~12リットルですが、一人暮らし向けをターゲットに6~8リットル入りのボトルを用意しているウォーターサーバー会社もあるので賞味期限内に飲み切れる容量を選ぶことが大事です。

なお、備蓄用に保管する場合、容量が大きいボトルよりも少ないボトルの方が賞味期限が短くなるのでこの点も頭に入れておくとよいでしょう。安全でおいしい水を常に飲み続けるためにも、この水の賞味期限という基本的な部分を忘れずにウォーターサーバーを使い続けるよう心がけたいところです。